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糖質制限 ~ 最も自然な食事で健康と美をあなたに ~

健康のもとは食事。薬は食事でどうにもならないときに飲めばいい。
 いちばん大切なのは、日々の食事を自然で無理のないものにすること。

人にとっていちばん自然な無理のない食事は、糖質の少ない食事。
 人類の歴史のほとんどは糖質の少ない食事で、人の身体はそれに合わせたしくみを持っている。

 

 

正しい糖質制限


健康のためには食べる油を控えるべき-。

このことについてどう思いますか?

これまで一般的に疑われることもなく信じられてきました。

しかし、21世紀に入って様々な研究報告がなされ、たとえ食べる油を控えたとしても、血液中の脂質の指数はよくならないし、食べるコレステロールを控えても血液中のコレステロール値は下がらないということが明らかになってきました。

そしてついに、意味がないなら控えなくてよい、という2014年のTIMESの特集となったのです。

2015年になり、アメリカの政府機関(日本の厚生労働省にあたる)は、約40年ぶりに「食事摂取基準」を改定しました。その内容は、「食べるコレステロールは制限しません。食べる油も制限しません。なぜならば、それらを控えても心臓病の予防にも肥満の予防にもつながらないからです」というものでした。(JAMA 2015, 313, 2421-2422)

20世紀のアメリカの「食事摂取基準」は、油の摂取率を食事全体の30パーセントくらいにまで抑えようと提言していましたが、2005年に35パーセントにまで引き上げられ、2015年にはついに上限自体を撤廃したのです。

では、たんぱく質はどうでしょうか?

「腎臓を保護したかったら、たんぱく質を制限しなさい」-。

アメリカ糖尿病学会のガイドラインで2008年まではこのように言われてきました。(Diabetes Care 2008, 31, S61-S78)

しかし、2013年には、「たんぱく質を制限してはいけません。なぜなら制限しても何もいいことがないからです」となりました。(Diabetes Care 2013, 36, 3821-3842)

たんぱく質を控えようと増やそうと、腎機能には何ら影響がありません。

この10年間で、油についても糖質についてもたんぱく質についても、それまで常識だと思われていたことが、正反対になりました。これが現在の栄養学で、大きな転換期を迎えています。

現在残っている脂質についての問題点は、量ではなく質に関することです。魚の油と植物性の油と動物性の脂、果たしてどれが一番体に良いのかは、これからまだ検討する必要があります。また、トランス脂肪酸という人工的な油と、過酸化脂質と呼ばれる古くなった油、この2つはやはり危険である、というのが今の見方です。



現代人の食生活について


現代人の食事は、脂質、糖質などでカロリーはしっかり摂れているものの、タンパク質、ビタミン・ミネラルといった微量栄養素が足りていないことが大きな特徴です。ハンバーガーやピザ、ラーメン、パスタなどで、お腹は満たされても、その内容は脂質糖質がほとんどです。

カロリー的には十分なはずなのに、微量栄養素が不足しているため、身体が満足できず、さらに食べものを要求します。しかし、いくら食べたところで肝心の微量栄養素が補われなければ、身体は不調になります。脂質、糖質が追加されれば、それを分解するための微量栄養素が必要になるので、食べれば食べるほど、栄養素が不足していくという悪循環に陥ってしまいます。

単に食べものを胃袋に入れれば、すべてが血肉となるわけではありません。ビタミン・ミネラルなどの微量栄養素によって、身体のシステムを円滑に動かすことができます。その結果、口から取り入れたものが胃腸で消化吸収され、血液や細胞となります。バランスよくさまざまな栄養素を摂取することで、初めて身体のシステムが機能し、健康が維持されます。



食生活の変化 ~ 主食はお米を ~


ご飯に勝るものはない-。

戦後の食生活の変化は決して自然環境の変化によるものではありません。欧米の食生活を日本人が積極的に受け入れ、アメリカから小麦を大量に輸入したことによって起こった変化です。つまり、「不自然な形」でもたらされたものです。そして、その変化は、自然の速度では考えられないくらい急激に進みました。ゆるやかな変化であれば身体も対応していくことができます。けれど、急激な変化に適応するのは非常に難しいです。急激な変化による身体への負担も大きいでしょう。

環境の変化に適応することによって、種はその生命をつないできました。の本の環境が徐々に変化し、米には向かないが小麦はよく育つという風土に次第に変わっていくのであれば、ゆるやかな変化に対応して日本人の身体も小麦を主食とする身体に変わっていくことができるでしょう。現代の日本人は、かつての日本人が患ったことのないような病気に苦しんでいますが、その背景にはこうした食生活の変化が影を落としているのではないでしょうか。



糖質制限食はどんな食事療法なのか?


現在、糖尿病専門医の間では、食後高血糖が大きな問題として注目されています。従来は空腹時血糖をコントロールしてきたのですが、それだけでは不充分で、食後血糖をできるだけ低くおさえることが大切だというのです。その理由は、食後高血糖が心筋梗塞や脳梗塞などの合併症を引き起こす危険因子として確立されたからです。

ところが、日本で常識とされている糖尿病の食事療法は、こうした実態に応えられるものになっていません。カロリー制限を重視した炭水化物(糖質)中心の糖尿病食というのは、血糖値をおさえるどころか、むしろ上昇させてしまうからです。

米国糖尿病協会(ADA)によれば、食べ物が消化・吸収されたあと、脂質とタンパク質は血糖に変わりませんが、糖質は100%血糖に変わります。また糖質は、摂取直後から血糖値を急上昇させて、2時間以内にほとんどすべてが体内に吸収されてしまいます。これらは食べ物に含まれるカロリーとは無関係の生理学的な特徴です。

このように、糖質・脂質・タンパク質の3大栄養素のうち、血糖値を上げるのは糖質だけなのです。

糖質を摂ると、血液中のブドウ糖(血糖)をエネルギーに変えようとして、インスリンが大量に追加分泌されます。インスリンは生きていくのに欠かせない大切なものですが、別名「肥満ホルモン」とも呼ばれるように、多く出すぎると体に悪い影響を与えてしまいます。

そして実は、正常な人においても、この糖質の摂取がもたらす食後血糖上昇とインスリン大量追加分泌のくり返しが、糖尿病・肥満・メタボ、さらにはさまざまな生活習慣病の根本要因になっている可能性が高いのです。

糖質制限食の基本的な考え方は、このような生理学的な特質をもとに、できるだけ糖質の摂取をおさえて、食後血糖上昇とインスリンの過剰分泌を防ぐというものです。

簡単にいえば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。

 

インスリンの働き

※参考書籍「nico 2011.5 クインテッセンス出版株式会社」


インスリンは、一方でブドウ糖を燃やし、他方でブドウ糖を体脂肪に変えることで、血液中のブドウ糖の量を減らします。

血液の流れ(サラサラとドロドロの比較)

※参考書籍「nico 2011.5 クインテッセンス出版株式会社」

 

 

糖質制限食10カ条
~糖尿病や肥満が気になる人に~



1.魚貝・肉・豆腐・納豆・チーズなどタンパク質や脂質が主成分の食品はしっかり食べてよい。

魚介類肉類


2.糖質とくに白パン・白米・めん類及び菓子・白砂糖など精製糖質の摂取は極力控える。

穀物(米、パン、芋類など)


3.やむをえず主食を摂るときは未精製の穀物を少量(玄米、全粒粉のパンなど)摂る。


4.飲料は水・番茶・麦茶・ほうじ茶などカロリーのないものを摂る。
牛乳・果汁は飲まず、成分未調整豆乳は適量OK。


5.糖質含有量の少ない野菜・海藻・きのこ類は適量OK。果物は少量にとどめる。

野菜・きのこ類


6.オリーブオイルや魚油(EPA、DHA)は積極的に摂り、リノール酸を減らす。


7.マヨネーズ(砂糖なしのもの)やバターもOK。


8.お酒は蒸留酒(焼酎、ウイスキーなど)はOK、醸造酒(ビール、日本酒など)は控える。

お酒・飲み物


9.間食やおつまみはチーズ類やナッツ類を中心に適量摂る。
菓子類、ドライフルーツは不可。

お菓子


10.できる限り化学合成添加物の入っていない安全な食品を選ぶ。





「5大疾患」に対して、糖質制限食はどこまで効果を見込めるか?


1.ガン

高インスリン血症や高血糖、そして肥満などの生活習慣がかかわっている場合は、予防効果が期待できます。一方、胃ガンや子宮頸ガンや肝臓ガンなど、細菌感染やウイルス感染が主な原因となっているものには、糖質制限食の効果は期待できません。


ガンについて

高血糖はガンのリスクを高めます。大腸ガン肝臓ガンすい臓ガンは、普通の人と比べて、糖尿病の人の発症率が1.8~1.9倍も高くなります。それ以外にも、子宮体ガンや乳ガンのリスクも高まります

ガン細胞と言うのはブドウ糖だけをエネルギー源にします。そのために高血糖状態の体ではエネルギー源を取り込みやすく、増殖しやすいからと考えられます。


2.脳卒中

種類によって効果が異なります。脳卒中の代表的な3つの種類は、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血です。
脳梗塞は、糖質制限食を実践すると血流がよくなるので予防効果があると思います。脳出血は、脂肪をしっかり摂れば予防できるので糖質制限食がお勧めです。くも膜下出血は、先天的な素因から生じる脳動脈瘤が原因となることがほとんどなので、予防効果はあまり期待できないと思います。


3.心筋梗塞

心臓病のなかでもっとも多い心筋梗塞は、糖質制限食で血流がよくなるので予防効果が期待できます。


4.糖尿病

もちろん糖質制限食でおおいに改善が見込めます。


糖尿病について

糖尿病で本当に恐ろしいのは、糖尿病そのものよりも、糖尿病が発端で発症してしまう合併症です。
糖尿病には三大合併症といわれるものがあります。最小血管が傷むことによって起こる、腎臓、目、そして神経の障害です。腎症から人工透析へ、網膜症から失明へ、神経障害から起立性低血圧や尿失禁へと進んでしまうというのが、糖尿病の悪いシナリオです。
そして、この三大合併症と並んでリスクの高い病気が、動脈硬化です。糖尿病から動脈硬化症へ進むと、冠動脈疾患といった心臓病や脳卒中などの脳血管障害、そして足に障害が起こってきます。


動脈硬化について

足は心臓から距離が離れているので、動脈硬化症の影響が出やすい部位です。動脈硬化が全身で進んでいくと、太ももや骨盤のあたりで血管が詰まり、足先の血流が悪くなります。心臓に近い手の場合は、詰まるほどの動脈硬化はなかなか起こりませんし、もし起こったとしても、さほど問題になるような症状まで至らないのが常です。

しかし心臓から離れている足が動脈硬化になると、血管が3本に枝分かれする前の部分で詰まってしまい、足全体に血液が行きわたらなくなり、障害が現れるのです。最悪の場合は下肢切断ということになってしまいます。


5.精神疾患

うつ病・うつ状態であればブドウ糖ミニスパイクのない糖質制限食で改善する場合もあると思いますが、改善の程度には個人差があります。また気分の安定は糖質制限食で得られやすいのですが、それだけでは改善しないうつ病もあると思います。うつ病とよく誤診される「双極性障害」は、糖質制限食でも改善は困難です。統合失調症も、糖質制限食だけでは改善が難しいと思います。EPA(エイコペンタエン酸)の投与で症状が軽減したという報告もありますが、糖質制限食で軽減できればいいという程度で、まだどうこう言える段階ではありません。



糖質制限食の効果


症例もたくさんあり著しい改善が認められるものとして、糖尿病・肥満・メタボリックシンドローム・脂肪肝があります。症例数はまだそれほど多くないものの、逆流性食道炎尋常性乾癬もやはり劇的に改善します。逆流性食道炎は糖質制限食を始めた直後から改善し、尋常性乾癬は1ヶ月くらいで目に見えて効果が現れます。

 また、糖質制限食を実践すると全身の血流・代謝がよくなるので、自然治癒力そのものが高まると考えられます。

花粉症・アトピー性皮膚炎・高血圧・尋常性痤瘡・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・ダンピング症候群・低血糖など、さまざまな生活習慣病の改善・予防効果が期待できます。

また、個人差はありますが、乾燥肌が美肌になったり、髪の毛がしっかり太くなったりと、美容効果が出る人も少なくありません。そして、まだ仮説の段階ですが、肺ガン・大腸ガン・乳ガンなどの欧米型ガン、それに動脈硬化・アルツハイマー・老化防止などの効果が期待できます。



虫歯歯周病の予防効果


虫歯と歯周病は、歯を失う二大原因です。そして虫歯も歯周病も、最大の原因はプラーク(歯垢)です。

うれしいことに、糖質制限食でプラークが減ります。プラークはただの食べカスではなく、生きた細菌の塊です。歯垢中の細菌は、食物中の糖質を栄養源にしてどんどん増えていきます。プラークコントロールをせずに放置すると、細菌が糖質を分解してつくり出す酸や毒素で虫歯や歯周病が発症します。



妊娠糖尿病


最近、妊娠糖尿病が増加しています。その理由は、2010年に診断基準が厳しくなったこと、少子高齢化で高齢出産が増えたということがいえるでしょう。なぜ診断基準が厳しくなったのかというと、最近の研究で、これまで考えられていたよりもずっと低い値での血糖異常でも、巨大児あるいは奇形児などの胎児の異常が増えてきていると分かったからです。

妊娠中は赤ちゃんに十分なエネルギーを届けるため、お母さんの体はなるべく栄養を吸収しないようにしようとします。そのためにどうしても、母体の中ではインスリンの働きにムラが生じます。そこに過剰な糖質が入ると、血糖値が上がりがちになってしまうのです。

妊娠糖尿病に対する治療として、アメリカでは、赤ちゃんとお母さん双方ともに適正に体重を増やし、なおかつ食後も含めて血糖値がほぼ正常になるレベルの、なおかつ、ケトン体という物質が尿や血液で上昇しないレベルの緩やかな糖質制限食が推奨されています。

J Clin Endocrinol Metab 2013, 98, 4227-4249

では、日本ではどうでしょうか。

妊娠糖尿病に対する治療法としては、いまだにカロリー制限が主流です。しかし、カロリー制限を行いながら母体と赤ちゃんの成長を保証し、なおかつ食後の血糖の上昇を抑制するのは難しいことです。やはり、アメリカと同様に糖質制限を優先させるべきなのかもしれません。

妊娠糖尿病を放置すると、赤ちゃんは巨大児や奇形、もしくは将来糖尿病になりやすい体で産まれてきてしまうことがあります。

多くの場合、妊娠したらどうしても血糖値があがりやすくなります。しかし、一定の範疇を超えて妊娠糖尿病と診断されなければ、大きな問題はありません。逆に、数値的には正常なのに過剰に軽快してカロリー制限をしてしまい、赤ちゃんが低体重で産まれてくると、これはこれで将来的には肥満と糖尿のリスクが高くなります。適正に体重を増やして適正な体重で産んであげて、その間の母体の血糖値の上昇が抑制できている、というのが一番望ましい形なのです。



骨粗鬆症にはならない?


2002年に研究論文が発表されました。

572人の女性と388人の男性(55~92歳)を4年間観察した研究です。

その結果は、女性では動物性タンパク質を摂ると骨粗鬆症が予防できる可能性が高まりました。男性では、予防できるかどうかわかりませんが、少なくとも骨粗鬆症の悪化はありませんでした。

American Journal of Epidemiology. Vol. 155, No.7 : 636-644, 2002.



低糖質で老化を防ぐ


低糖質の食事にすると、血糖の上昇の幅が小さくなります。これが糖質制限の食事法が良いとされるゆえんです。

高血糖の状態になると、体の色々なたんぱくに糖がくっついてしまうという現象が起こります。これを糖化反応(グリケーション)といいます。体内のたんぱくが糖化を起こすと機能が低下し、変化してしまうといわれていて、この糖化反応は老化の一つと考えられています。

また、血糖の激しい上下動は、酸化ストレスを引き起こします。酸化ストレスとは、酸化反応によって起こる有害な作用のことで、老化や細胞のガン化などと関わっています。

これらのことから、老化という現象は酸化ストレスによってDNAがダメージを受けたり、糖化(グリケーション)によってたんぱくがダメージを受けたりすることによって起こると考えられています。

他にも、血糖値の変動と認知機能の関連について研究報告があります。「血糖の上下動が大きければ大きいほど、認知機能が低下する」というものです。

Diabetes Care 2010, 33, 2169-2174.

血統の激しい上下動が起こった結果、多くの脳細胞が死に、認知機能が低下していくということになるわけです。

これから先、アルツハイマー病に代表される認知症は、発展途上の貧しい国で増えると言われています。若い頃からの認知症、いわゆる若年性アルツハイマーが増加すると考えられ、医学雑誌「ランセット」に警告が掲載されました。

Lancet 2009, 374, 1805-1806

食べものとエネルギーあたりの費用=エネルギーコストを考えると、一番安くエネルギーを確保できる食品は油です。しかし油をそのまま摂取する人はいないため、普通の食べもので安いものと考えると、次にくるのが穀類です。必然的に、貧しい国ほど安い穀類でエネルギーを摂ろうと考えます。糖質を大量に摂取することになり、そして血糖の上下動が激しい日常生活を送ることになります。その結果として糖尿病や認知症が増えるだろうと考えられているのです。

 

こちらも参考にしてください。

脳の老化 ~ 夢と関係している!? ~

噛むことが脳に影響するって本当?

咬合の不調和が脳、筋、顎関節、顔貌、そして全身へ影響を及ぼすって本当ですか?

 



 

他にも、美肌自然治癒力などに効果あり!!

糖質制限で健康と美を手に入れよう!

 

 

腸の役割と免疫力


口から取り入れた食べものは、胃で消化され、腸で吸収されます。腸で吸収されなかった食べもののカスは、固まって便となり排出されます。しかし、便がスムーズに排出されなければ、吸収の働きにも支障が出てしまいます。このように、食べものを身体に取り入れるのは腸であり、食べものに対する身体の反応は腸の働きと密接に関係しています。腸の状態が健全であれば、食べものの影響はダイレクトに身体中に行き渡りますが、不健全であれば、食べものの影響はなかなか響かないということです。

最近の研究で、腸には免疫細胞の7~8割が集まっていることが明らかになりました。便秘の人は免疫力が低下し、体調をくずしやすくなり、病気にかかっても治りにくくなります。腸の環境を整えると、効率的に食べものを消化吸収でき、免疫力をアップさせることに繋がります。

腸は寝ている間も休みなく動いている臓器です。吸収するものや排泄すべきものが体内にある限り動き続けます。さすがに四六時中働き続けていれば疲労もたまってきます。その結果、腸の働きが鈍り、消化吸収力が衰え、便が滞り、腸内環境が乱れてきてしまいます。腸内環境が乱れれば、消化吸収力も、免疫力もうまく発揮されません。

では、腸を休ませてあげるにはどうしたらよいのでしょうか?

それは、一定時間、食を絶ち、消化吸収活動をしなくてもいい時間を作ってあげることです。睡眠中であっても、消化吸収すべき食べものがお腹にあれば、腸は黙って働き続けます。けれど、私達が目覚めて活動していても、消化吸収、排泄すべきものがなければ、腸は動く必要がなく、休むことができます。

食べない時間を作ることを、断食、あるいはファスティングといいます。断食には、臓器を休ませ、腸をきれいにするほか、身体の毒素を排出するデトックス効果や脳を活性化させるといったすばらしい効果があります。また、最近はダイエット目的でされる方も増えています。(本来の断食の目的が正しく伝わっていないかもしれませんが)

食べることは身体を作る基本であり、食べないことによって腸を休ませることもまた、健康の大きなポイントになるのです。




サプリメントはよい?悪い?


私たちの身体は大量の酵素を消費していますが、酵素は単体では活動することができません。酵素が身体の中で働くには、補酵素というものが欠かせません。酵素と補酵素がタッグを組むことによって、体内の化学反応が行われます。

酵素はたんぱく質、補酵素はビタミン、ミネラルからできています。ビタミン、ミネラルは、肉、魚、野菜や果物、海藻、きのこなどに含まれていて、それらの食べものをバランスよく取り入れる必要があります。

これらの不足しがちな微量栄養素を補おうというのがサプリメントです。1日に必要な微量栄養素を手軽に摂ることができると、健康を気にかける人やストレスのかかる生活を送っている人の間で重宝されています。

しかし、自然から摂るべきビタミンやミネラルを、果たして人工的に作られた錠剤から同じように摂ることができるのでしょうか?原料がどんなにすばらしいものであれ、サプリメントは人工的に作られた加工品であり合成品です。自然ではない合成品が、私たちの身体の中でうまく機能するのでしょうか。サプリメントには副作用がないと言われていますので、薬よりは安心かもしれませんが、積極的に摂り続けていいとはいえません。胃腸にも負担がかかります。また、サプリメントを摂っているから大丈夫という思い込みが食事をないがしろにしてしまう可能性もあります。

かつて一時的に、ビタミンCをサプリメントなどで摂取することがはやりました。ビタミンCは水溶性だから摂りすぎても尿と一緒に流れるといわれているため、当時は多くの人が健康にいいからと用量など気にせずにビタミンCを摂っていました。しかし、なんとビタミンCの過剰摂取には結石ができるという副作用があったのです。ビタミンCの撮りすぎで尿路結石になり、救急車で運ばれた人達が実際にいます。

サプリメントを摂るのであれば、合成品ではなくできるだけ自然な天然由来のものを摂るようにしましょう。

現代は飽食の時代です。食べ過ぎのところに、さらに何かをプラスしても補うことはできません。逆にバランスの悪さを助長してしまうでしょう。微量栄養素の不足は、蛋白質、糖質、脂質の三大栄養素の摂りすぎをやめることによっても相殺することができます。三大栄養素の摂取量に対する微量栄養素の摂取量のバランスが大切です。



心を変えれば健康になれる


心と身体、人間関係はつながっており、全てが病気と健康に関係しています。心と身体と人間関係は、別々に切り離すことはできません。これら3つが複雑に絡み合って、一人の人間なのです。3つのバランスの上に健康があり、病気があります。ですので、ある人にとって、どんな状態が健康なのかは、簡単にはいえません。場合によっては、ある病気が治らないほうが、より健康だということさえあります。

健康になるには全体のバランスを考えることが重要ですし、医者にはにんげんを丸ごとで診る姿勢が必要と言うことなのです。

ストレスには、心理的ストレス生理的ストレス物理的ストレスの3つがあります。
心理的ストレスは、様々な不満や失望、挫折、不安などのことです。結婚、離婚、死別、引越しなど、人生の大きな出来事によって起こったり、家庭や学校職場などの人間関係で起こったりします。
生理的ストレスは、過労、細菌やウイルスなどの感染があります。
物理的ストレスは、日光、暑さ、寒さ、乾燥、湿気、騒音などです。

このうち最も大きいのが心理的ストレスです。
ストレスの元がなかなか自然に消えてくれない場合は、自分のものの見方を変えるという方法があります。心が少しずつ変わることで、心のストレスが軽くなるため、病気もだんだんと改善へと向かっていくかもしれません。心を変えることが健康への近道なのです。

 

 

※参考書籍

やせる!食べ方 「一生太らない やせる!食べ方」
(財)高雄病院理事長 江部 康二 PHP文庫

主食をやめると健康になる 「主食をやめると健康になる」
(財)高雄病院理事長 江部 康二 ダイヤモンド社

食品別糖質量 「食品別糖質量 ハンドブック」
(財)高雄病院理事長 江部 康二 洋泉社
↑糖質の量を確認するにはこの一冊!!!
amazonでも取り扱っています。
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心を変えれば健康になれる 「心を変えれば健康になれる」
(財)高雄病院理事長 江部 康二 東洋経済新報社

糖質制限の真実 糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて」
 山田 悟  幻冬舎新書

それでも薬剤師は薬を飲まない 「それでも薬剤師は薬を飲まない
宇多川 久美子  廣済堂



他にも、食事による健康法に関しての書籍を紹介します。

興味のある方は読んでみて下さい!

ジョコビッチの生まれ変わる食事 テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手が、小麦、乳製品、糖分の多い食べ物と決別することにより、素晴らしいからだと思考を手に入れ、世界ランキングNo1となった体験記。

「ジョコビッチの生まれ変わる食事」
ノバク・ジョコビッチ  三五館

シリコンバレー式自分を変える 最強の食事

あなたの食べるものはあなたの体重のみならず、IQ(知能指数)、ストレスレベル、病気の危険、パフォーマンス、老化、そして意志力までの基礎なのです。本書は100人以上の一流の人的パフォーマンス専門家であるエキスパートから引き出した知識と、著者が30万ドル以上を費やして、自分で実験したバイオハックの結果にもとづいています。

「シリコンバレー式自分を変える 最強の食事」
デイヴ・アスプリー  ダイヤモンド社

パンが危ないカラダが危ない パンを食べることの危険性から50才からの健康食事法まで書かれた本。

「パンが危ないカラダが危ない」
東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎 監修
株式会社英和出版社

 

小麦で起きる現代病

肥満症、免疫力低下、依存症-。
誘発の原因は”改良”小麦。

 

「小麦で起きる現代病」
白澤卓二 食べもの通信社

 

心療内科に行く前に食事を変えなさい

人間の体はすべて食べ物から取り込まれた栄養素から成り立っており、体内分子(栄養素)を本来あるべき正常な状態に整えることによって、自らの自然治癒力を高め、病気の進行を防ぎ、症状を改善し、さらには病気の予防もします。

これが分子整合栄養医学に基づいた栄養療法です。

「心療内科に行く前に食事を変えなさい」
診療内科医・医学博士 姫野友美 青春出版社

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