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脳の老化 ~ 夢と関係している? ~

脳の老化に関する書籍はたくさんあり、様々な説が唱えられています。

日本の脳研究者である池谷裕二先生は多くの海外論文を参考にし、科学的根拠に基づいた脳の最先端の知見を発表しています。


体の動きと「未来イメージ」との妙な関係

脳は机のペンに手を伸ばす時に、どのように働いているのでしょう?

 

「このように手や腕の関節を駆動させれば取れるはずだ」と、距離や位置関係を(無意識に)予測しながら動かしています。つまり、手足の動きをプログラムすることは、行動の結果を予想することに基づいています。

 

研究により、未来を想像する時にだけ活発に活動する部位は「前運動野」であり、これは身体の運動をプログラムする大脳皮質であるということがわかりました。つまり、身体運動用に設計された神経回路(体の動き)を、日常的な未来計画(未来イメージ)にも使い回しているという、意外な発見であり、これは進化上の発明だと言えます。


 

 

「何かを強く思い浮かべると、自然と体が動く」現象を「観念運動」といいます。

 

例えば、テレビでボクシングの試合に熱中していたら思わず拳が動いてしまったり、車の助手席に座っていたら思わずブレーキを踏んでしまったりするような、思い描く行為が体の動きと直接に連動する-。このような経験はあると思います。

 

スポーツ選手のイメージトレーニングは、そうした効果を狙った訓練なのです。そして、「夢が叶った」というのも、自分の将来像を具体的に描くことによって、身体や脳が自然に目標に向かって準備した結果だと解釈することもできます。



 

「老ける」とは夢を持てなくなること?

 

想像力のメカニズムに関して面白い事実があります。

それは、記憶を司る脳部位「海馬」が関係しているということです。

海馬1

海馬2

 

出典:Wikipediaより(Anatomographyによる3DCG)

 

ハーバード大学のアディス博士らは、未来を“活き活き”と想像する時に右脳半球の海馬が活動することを報告しています。

Addis, DR, Wong, AT, Schacter, DL. Remembering the past and imagining the future : common and distinct natural substrates during event construction and elaboration. Neuropsychologia, 45: 1363-1377, 2007.

 

ロンドン大学のマグワイヤ博士らは、海馬に障害がある患者は未来を鮮明に思い描くことができないことを報告しています。

Hassabis, D, Kumaran, D, Vann, SD, Maguire, EA. Patients with hippocampal amnesia cannot imagine new experiences. Proc Natl Acad Sci U S A, 104: 1726-1731, 2007.

 

海馬が関与するとなると、やはり気になるのが老化です。認知症でとりわけ障害を受けているのが海馬です。海馬が衰えると、鮮やかに未来像を描くことができません。脳が「老ける」とは「夢を持てなくなる」ことと似ているのかもしれません。思えば、夢に目を輝かせている人はいつまでも若々しいものです。

 

夢を持つことの大切さ-最新の脳研究成果を眺めていると、そんなことが改めて新鮮に感じられます。



※参考書籍

脳には妙なクセがある

 

「脳には妙なクセがある」

池谷 裕二  扶桑社

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