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審美全般

Q1: 年齢と共に、歯が黄色くなりました。何故ですか?

歯の表面は、エナメル質という半透明の硬い組織で覆われています。そのエナメル質の中には黄色の象牙質という組織があります。歯の色はエナメル質と象牙質、それぞれの色で決められています。毎日食事をし、歯を磨くことにより、歯の表面のエナメル質は磨耗していき、薄くなります。そのため、中にある象牙質が透けて見えてきてしまい、歯が黄ばんで見えるのです。

Q2: 歯と歯の間にすき間があるのですが治りますか?

ある程度のすき間ならば、レジンでつめて歯と歯の間のすき間を治すことができます。
また、歯の表面を削り(削らない場合もあります)、セラミックス素材を用いた非常に薄いシェル(つけ爪のようなもの)を特殊な樹脂系のセメントで接着するラミネートベニアを使うこともあります。

しかし、すき間が大きい場合や治すところが多いときには、事前に矯正治療をして歯を動かしてから上記の方法で治した方がよい場合もあります。

白松

Q3: ホワイトニングについて教えて下さい。

未治療のむし歯や亀裂がなく、歯根の完成した永久歯(萌出後5年程度)であれば、通常何歳でも受けられます。ただし、クラウンや詰め物はブリーチできませんので、ホワイトニングをしたあと、その白くなった歯に色を合わせて入れ直すことになります。ホワイトニングの効果が薄れてきたら必要に応じて追加ホワイトニング(タッチアップ)します。薬剤の効果が高いほど知覚過敏が出やすいですが、最近はマイルドで効果のある薬剤が増えています。
「歯の色を白くしたい」と研磨剤でゴシゴシこする人がいますが、大切なエナメル質が薄くなって歯にダメージを与えるだけでなく、象牙質が透けて歯の色が濃く見えてしまうことも。
こすりすぎる前にホワイトニングにトライしましょう。

※参考書籍 「nico 2012.11 クインテッセンス出版株式会社」

Q4: コンポジットレジン修復って何?

口のなかで直接歯の形を作り上げる方法で、1回の治療に30分~1時間かかることもあります。症例や治療箇所によっては、耐久性や治療法の限界のため適用できない場合があります。
仕上がりは歯科医師の腕次第です。審美的に仕上げる場合は自費治療になります。
また、材料の性質上、時間が経つと着色しやすい面があります。詳しくはご相談ください。

※参考書籍 「nico 2012.11 クインテッセンス出版株式会社」

Q5: ラミネートベニアって何?

ラミネートベニアの治療では、クラウンを被せるよりはずっと削る量が少なくてすみますが、基本的には薄くエナメル質を削らなければなりません。また、強い力が加わると剥がれたり欠けたりすることがあります。定期的にメインテナンスを受け、治療を長持ちさせていきましょう。

※参考書籍 「nico 2012.11 クインテッセンス出版株式会社」

Q6: セラミッククラウンについて教えて下さい。

これからクラウンを入れるかたへ

セラミックに強度を持たせるには一定の厚みが必要で、必然的に歯を削る治療にならざるを得ません。
その分歯に負担がかかるので、健康な歯に審美治療のためだけにセラミッククラウンをお考えなら、まずはホワイトニングやコンポジットレジン修復、ベニアなど、小さなものから試してみることをおすすめします。
神経が死んで歯根が濃い色に変色している場合、支台歯を白くしても歯ぐきに色映りしやすいことがあります。

クラウンがすでに入っているかたへ

すでに何度かクラウンのやり替えをした歯は、さらにやり替えると歯の寿命が短くなってしまうことがあります。これまでの治療について歯科医師に話してよく相談しましょう。
また、神経を取った歯は、クラウンの下にむし歯が入り込んでも気付きにくく手遅れになりがちです。定期的なメインテナンスでトラブルを予防し、治療を長持ちさせていきましょう。クラウンのやり替えで歯ぐきの黒ずみが消えにくい際は、レーザー治療などが必要になるばあいがあります。

※参考書籍 「nico 2012.11 クインテッセンス出版株式会社」

Q7: セラミックの特徴を教えて下さい。

オールセラミックもメタルセラミックもセラミックです。
セラミックとは陶材のことで、日用品の陶磁器(お茶碗など)に使用されています。

セラミック材料の特徴をご説明します。
1.生体親和性・化学安定性が高く、プラークがつきにくく、アレルギー反応がありません。
2.吸水性がないため、着色・変色がなく、臭いもつきにくくなっています
3.セラミックはプラスチックより強度があり、年数が経っても変化はほとんどなく、長く利用できます

白松

Q8: オールセラミックとメタルセラミックの違いはなんですか?

オールセラミックは金属を使わず全てセラミックで作り上げた物です。
メタルセラミックはメタルボンドとも呼ばれていますが、内部に金属を使ってそこにセラミックを焼き付けた構造になっていて昔から使われてきました。一般に保険のきかない白い歯といえばこのメタルセラミックになります。金属は質の良いものでも微弱な電流が流れることやアレルギーの原因となることなど体への影響を考えて、できれば避けるのが望ましいとされています。
ただしブリッジ(歯のないところに固定で歯をいれる方法)や弱った歯で連結が必要なケースで、つなぐ本数が多いものでは強度の点でオールセラミックは不可となります。

両者には構造による特性、治療方法などの違いがあります。

オールセラミック メタルセラミック
光の透過性 透明感が優れており、自然な感じが得られる。 土台の歯や歯肉に黒ずみが発生する。
被せ物の境目の位置 歯周組織に優しい。
メンテナンスしやすい。
歯ぐきの中に入れるため歯周組織を傷める。
手入れが不十分だと、再度入れ直す可能性がある。
歯質削除量 少ない。 多い。

 

Q9: オールセラミックにするかメタルセラミックするか、どのような点に注意して選んだらよいですか?

1.オールセラミックの色調を活かすために

土台の歯に金属が使われてないことが大切です。
使っていたとしてもゴールド系の合金で金色である必要があります。
銀色の金属を使用していると、オールセラミックを入れても黒ずんでしまいます。
重度の着色歯においても色の浮き上がりが出てしまいます。

2.色調の劣化を防ぐために

神経のない歯は時間の経過とともに色が黒ずんできます。
神経のある歯の治療には形成量の少ないオールセラミックのほうが適しています。

3.綺麗に見えるために

歯肉が少なくなると血液供給つまり栄養の供給が少なくなり、免疫力も低くなってしまいます。
歯ぐきの抵抗性も低くなってきて、歯ぐきが下がってしまい、見た目が悪くなります。
歯肉が薄い人については、歯ぐきの下まで形成する必要がないオールセラミックのほうが刺激も少なく適しています。

4.アレルギー反応を起こさないために

メタルセラミックは金属を含んでいるので、アレルギーのある患者様には利用できません。
オールセラミックは金属を使わないため、金属アレルギーのある患者様に最適です。

Q10: ハイブリッドセラミックって何?

オールセラミックセラミック単体ですが、ハイブリッドセラミックはセラミックにファイバー(プラスチック)を混ぜた新しい材料です。

メリット

1.歯に近い硬さであるため、違和感が少なく、被せた歯だけでなく咬み合う歯を傷めない
2.保険の硬質レジンと比較すると、耐久性があり長期間使用することができる
3.費用を抑えることができる

デメリット

1.オールセラミックと比較すると、透明感やツヤなど審美性がやや劣る
2.吸水性があるため、長期的に見ると変色してしまう
3.プラスチックが混在するため、摩耗したり細かい傷が入ったりしてしまう
4.汚れがつきやすい

以上のデメリットから、前歯には不向きとなります。

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